ミカンと唐辛子

今回は、大きめの面に描く時に、
自由な絵のための絵作りについて、3つの方法をお伝えします。

ポイント1 構図
今回の画用紙の大きさは、66 × 50センチ
大きめの画用紙に描いています。

絵の構図を、上半分は空間に広く取り、
下の方にモチーフを描きました。
わざとこうすることで
空間が広く、ゆったり見えます

ポイント2 見えるものをそのまま描かない
お皿を描かずに紫色の色面で塗りました
簡単な方法です
見たままお皿を描くとフツウの絵になりますが
みかんと唐辛子の周りを好きな色で塗ると
モチーフが浮き立って見えてきます。
紫の周りは、ぼかして周りとなじませました。

ポイント3 背景の塗り方
背景の塗り方に筆のあとを残したり強弱をつけました。
画用紙が大きい場合は、背景も単色でただ平たく塗るだけですと
色面の間が持ちませんので、ニュアンスをつけています。

今回は、大きめの面に描く時に、
自由な絵のための絵作りについて、いくつかの方法をお伝えしました。
もちろんこれだけではありませんが^^

小さい画用紙に描く場合は、また別に気をつけるポイントがありますが、

大きな画用紙では、しっかり描かないと広い面に間を持ちません。
このため、絵を練習するにはどちらかというと大きな画用紙に描いていく方が圧倒的に力がついてきます。

自由に描いて自由になる絵画教室では、F8号以上(60×52cm)をオススメしています。
これに慣れると、小さな画用紙に描くのはラクなものです(笑)